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超音波検査(エコー)とは |
エコーは安全で安心できる検査です |
超音波検査は、プローブという画像記録器具を体表にあてがい、人の耳には聞こえない高周波数の音波を臓器に向けて発信し、体内の組織に反射して返ってくる反射波を受信して、体内の臓器や腫瘍(しゅよう)、さらに血管内の血液の流れなどをリアルタイムで画像化して診断する検査です。
超音波は放射線とは異なり、被曝の問題は無く、安心して行えるのも利点の一つで、検査終了後15分程度で検査結果が出ます。
当院では、少しの待ち時間で心電図、レントゲン、血液検査など他の結果も含めて、出来る限り当日に検査結果の説明を受けていただけるように努めています。 |
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日立 ARIETTA 70 |
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当院が行っているエコー検査 |
上腹部超音波検査 |
主に、すい臓・肝臓・胆のう・胆管・腎臓・ひ臓・腹部大血管の観察をします。検査時間は15分程度です。各臓器の腫大(しゅだい)や萎縮の程度、腫瘍、ポリープ、結石の有無、さらに血流異常などがわかります。 |
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甲状腺超音波検査 |
甲状腺は咽頭隆起(のどぼとけ)の下部に位置する小さな臓器で、体に必要なホルモンが作られています。 甲状腺超音波検査は、甲状腺の大きさや全体像、腫瘤(しゅりゅう)の有無、大きさ、形状、内部の状態などにより、腫瘤の種類を推定診断する検査です。検査時間は15分前後です。 |
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泌尿器超音波検査 |
泌尿器超音波検査では、主に膀胱(ぼうこう)・腎臓・副腎・尿管・前立腺の観察をします。検査時間は尿が十分に溜まっていれば、15分程度です。 腎結石、腎腫瘍、尿管結石、前立腺肥大、膀胱腫瘍などの有無を調べます。 |
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頸動脈超音波検査 |
頸の側方より超音波をあてて頸動脈(脳に行く血管)を描出(びょうしゅつ)し、血管の壁の厚みを計測したり、壁の性状を観察して動脈硬化の進行がないかどうかをみる検査です。
検査時間は20分程度です。
頸動脈超音波検査で、全身の動脈硬化の進行程度を予測できるとも言われており、コレステロール値の高い方、高血圧の方、糖尿病の方など、動脈硬化の進行が早くなると言われている方には必須の検査です。
体を流れる血液は、頸動脈を通って頭の方へ流れていくため、頸動脈で動脈硬化が進行していくと、脳梗塞の原因となります、特に症状がない場合でも、頸動脈超音波検査うぃ切っ掛けに病気が見つかることがあり、早期の診断に有効とされています。 |
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心臓超音波検査 |
心臓は握りこぶしくらいの大きさで、通常は少し左側の胸部に位置しています。肺の間に挟まれるように存在しており、外側には肋骨があるため、肋骨の隙間から超音波をあてて心臓を観察します。
絶えず動いている心臓をリアルタイムに観察できる検査で、同時に血液の流れも観察できるため、心筋梗塞などの心筋の運動異常だけでなく、弁の逆流(閉鎖不全)や開放(弁狭窄:べんきょうさく)の異常なども診断できます。 |
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下肢血管超音波検査 |
足の血管の付け根(おへそ付近)から足の指の血管まで超音波をあてて、動脈又は静脈の血流の状態を観察する検査です。検査時間は20分程度です。
動脈では、血管が細くなったり詰まることで、歩くと足が痛くなり、休むと楽になる間欠性跛行といわれる症状を示す閉塞性動脈硬化症を診断します。
長時間足を動かさないで同じ姿勢を維持することで足の静脈に血栓(血の塊)が生じ、この血栓が剥がれて肺の静脈に流れ、脂肪の危険性が高い肺塞栓症(はいそくせんしょう)を生じます。静脈の検査では、この剥がれる前の血栓を検出します。 |
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費用 |
エコー検査は保険の適用が可能です。
また、エコーを行う部位ごとに費用が変わります。 |
※上記の費用は、エコー検査に係る金額です。診察料は含まれておりません。 |
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エコー検査をご希望される方は予約が必要ですので、事前に受付までご連絡ください。 |
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